金環蝕-生きとし生ける者たち-

永遠の命と不思議な力を持つ青年、江月透(こうづきとおる)。あらゆる生物たちから神と崇められてしまう透の、生き物たちとの関わりを描く。
「Life」と「Human」、二つのテーマでお送りしています。もう一つの隠れたテーマは「感動」。
神と崇められるほどの力を持ちながら絶対的な運命や寿命は変えられない、彼の(人間から見た)葛藤が物語全体の柱ともなっています。


…11/29 「未来への邂逅」3、追加


人間主題の物語

Even if life ends -命果てるとしても-
最期の時を迎える老人の元に現れた透は、来訪を懐かしむ老人と、しばしの時を語り合う。Up '08,03/01 [読切り]

生命主題の物語

花咲く命ある限り       
透は病院で一人の少女と出会う。花が好きだという彼女の願いとは……。
Up '11,04/6~7 [全3話]
時の雫
彼が目覚めた時、世界は……。(透の誕生のお話) Up '12,11/19 [読切りSS]
未来への邂逅       
暑い夏の夜、体を売る少女は透に声を掛けた。その出会いは、彼女の運命を変えるのか……。
Up '12,11/27~29 [全3話]

 

登場人物紹介

江月 透(こうづき とおる)
 永遠の命と不死身の肉体を持つ青年。一人称は『俺』。長身で痩せ型、見た目は20歳くらいだが、年齢や出生は不明。肌の色は東洋人に近く、顔はやや彫りが深い。髪は黒、瞳は闇色(黒よりも深い黒)をしている。女性から騒がれる程度には美形。
 これまでに何度か姿形は変えており、名前は時代に合わせて度々変えている。今の姿になってからは2000年近い年月が経ち、名前はごく最近100年ほど。
 あらゆる自然を動かす力を持つため、全ての生物(人間・動植物などなど)からは神のように思われているが、本人は激しく否定。その理由は各お話の中に度々出てくる、この物語の柱のようなもの。